こんにちは。畠山です。
先日ブログでお知らせした、八王子市で平屋を建築する事になりました。
このシリーズでは工事がどの様に進んで行くかという事を発信していきたいと思います。
本日は着工前の段取り編です!
仕事をするのは段取り8分・・・、昔々のまだ若かりし頃、職人さんによく言われたものでした。
皆さんもよくご存じかと思いますが、何事も段取りが大事という事ですね。
あれから、約10数年経過し、今は自分が指導する立場になって改めて思う事は、
家造りの仕事はとても奥が深いです。
私は前職で現場監督と営業と経験をして、それが今の仕事に非常に生きています。
両方の仕事が分かるという事がこの業界では非常に活かされます。
前職にとてもとても感謝です。
今は皆に、監督と営業の両方経験した方が良いなんて言いながら・・・。
さて今回は現場で高低測量と境界の確認をしました。
通常、高低測量は測量士や設計事務所の方にやってもらう事が多いのですが、
今回はスタッフの勉強も兼ねて弊社で実施する事にしました。
まずは、敷地の状況の確認です。
今回は敷地に高低差がありますね。
この様な場合は、平坦地に比べると建築費が割高になります。
例えば建物の位置によって基礎を深くしたり高くしたり、場合によっては荷揚げが必要だったりします。
また、今回は敷地内の駐車場がありますが、駐車場が無い場合は駐車場が、
前面道路の幅員が狭い場合は、ガードマンが必要になります。
その他、近隣の状況、水道メーターBOXがあるか、下水の桝はあるか、道路や敷地の境界は明確に分かるか、解体が必要な建物や残置物が無いか、雑草の有無などを確認しましました。
「明日から着工です!」となった場合、すぐに工事に入れる敷地の状況になっているかということです。
現場に工事に入った時に境界が無い又は見当たらないなんて事になると、
工事がストップしていまいます。
そもそも、境界が無いと着工は出来ませんが。
こんな感じで確認です。
上記は土地を購入する時の参考にもして頂ければと思います。
さて次は高低測量です。
ちなみに、今写真に写っているのは、今年新卒で入社した新人の菊池君です。
紹介は後日させて頂きますが、建築系の学校を出ていますので即戦力です。
現在、ビジネスマナーを一生懸命勉強中です。
会社の電話に出る事が多いので、出たら温かい気持ちで見守って頂けると嬉しいです。
という事で、まず三脚を設置します。
次に箱からレベルを取り出します。
この機械、非常に便利です。
この機械から光波が出て、それを下記にある受光機で読み取るのですが、
光波ではない、レンズからスタッフ(目盛り)をのぞくレベルもあります。
望遠鏡の様なイメージです。
私、コンタクトでして、風の強い日はよく目が乾いてしまい、大変でした。
余談ですが・・・。
ここから光波が出ますので、受光機(緑色の機械)を上下して、アルミスタッフの目盛りを読んでいきます。
以上が高低測量です。
敷地、道路、隣地などの高さを知る着工前の重要な作業です。
この様な人を見かけたら、「高さを測っているのかな?」、「これから着工するのかな?」と思って頂けると工事関係者としては、ありがたいです。
この後は、地盤調査、近隣ご挨拶、仮設手配、基礎工事着工です。
今回は実施しませんが、地盤調査前に地鎮祭を実施する事もあります。
現場の進行状況はまたブログでお伝えさせて頂きます!