八王子市中山4号棟~緑のある暮らし~⑬気密測定を実施しました!

こんにちは。畠山です。

先日、夕刊を読んでいたら「おっさんビジネス用語わかる?」という記事がありました。

私も年齢的には「おっさん」の部類に入るかと思いますが、

例えば、「空中戦」とか「ポンチ絵」とか分からない用語が多々ありました。

面白いなーと思いながら、

ちょうど子供がいたので、「なるはや」が分かるか聞いたところ、「なるべく早く」と即答だったので、少し簡単だったかなと思い、「鉛筆をなめる(鉛筆なめなめ)」は分かるか聞いたところ、

「きもっ!」と言われました。

私は聞いた事はあるものの使いませんが、

子供はとなればもっと使いませんよね・・・。

聞く質問が悪かったですかね・・・。


さて、日頃の仕事は「おっさんビジネス用語」でいう「ポテンヒット」に気を付けないといけないと思いつつ、今日は中山4号棟の中間の気密測定の結果です。

いつもの様に準備をして、

測定をした結果、なんと・・・、

中間測定でC値0.3でした!

完成、中間でともに新記録です!

とても、いやものすごく良い数値だと思います!

ちなみに、今回は全部で3回測定をしました。

1回目にC値0.3がいきなり出て「数値が良すぎるぞ!」となったので、

もう一度測定をしたら、0.5となりました。

今度は「どうしてこんなに変わったんだ???」となり、

建物内を調べたら、小屋裏にある24換気のダクトのジョイント部が外れたようです。

建物の隙間が少ないので、そこに圧力がかかったようです。

しっかりと接続し、改めて測定をすると、0.3という上記の表の結果となりました。

少し前までは、中間測定で「1を下回るかどうか」、というところから始まっていましたが、

棟数をこなすうちに、伸也監督、大工さんの技術力が上がり、

施工の要所も分かってきて、安定した数値が出せるようになってきているようです。

そのかいもあって、C値を弊社では保証値1以下から、0.8以下とすることにしました。

今回は特に数値が良かったのですが、技術力の他に、いつもと違うところといえば、

サッシメーカーが違う(YKKのAPW330採用)、引き違い窓が建物全体で1か所しかない、ということです。

ここも今後検証をしてみようと思います。


さて、C値ですが、一般的に2以下は高気密高断熱と言われていますが、

24時間換気を計画的に換気が出来るようにするには1以下が良いとか、

光熱費を抑えるためには数値は小さいほうが良いとか、

色々と話がありますが、国の基準などでいくつという公的な基準はありません。

そのため、あまり気にしなくて良い・・・、という話がたまに聞こえてきますが、

気密性の悪い建物にすごく性能の良い断熱材を施工しても、

気密性が悪い=スカスカであれば、なんの意味も無いことをイメージ出来るのではないでしょうか。

C値を考えないスカスカ住宅ではなく、きちんと密閉されている魔法瓶の様な住宅を目指すべきだと思います。


そして、C値は机上の数値ではなく、必ず実測をするようにしたいですね。

今回の現場も3回計測をしましたが、仮に1回目に計測し、「良かったー!」で終わっていたら、ダクトが外れていることに最後まで気づかなかったかもしれません。

今回はたまたまダクトが原因でしたが、実測をすることで、細かい施工ミスを無くすことが出来ます。

弊社では必ず実測をするのは、そういったミスを減らすという理由もあるからです。

この話をしているともっと長くなりそうなので、

この辺にしておこうと思いますが、富士見町に続き、中山4号棟もとても良い建物が出来そうで、完成がとても楽しみです。


現場は現在、2階の石膏ボードを張りはじめ、

1階は24換気の設置まで終わっています。

ちなみに弊社の24時間換気は、

ローヤル電機の全熱交換型24時間換気を標準にしています。

温度交換率が最大で90%の高性能の24時間換気です。

換気の話を少しだけ。

現在、下記の新建ハウジング読んで勉強しています。

詳しいことは、本を購入して読んで頂きたいのですが、

3種のダクトレス換気の2階の部屋では安定した給気を得るのは難しいとの記事がありました。

色々と諸条件はありますが結露する可能性もあるので、3種のダクトレス換気を採用予定の皆さんは一度、建築をする住宅会社に確認をした方が良いかもしれませんね。

こういうことは住んでから(建ててから)しか分からないのが、難しいところですね・・・。

また、もう一度になりますが24換気がきちんと性能を発揮するのはC値が影響しますから、C値がいくつかもしっかり確認をしておきましょう!

ということで、今日はここまでにしたいと思います。

現在、弊社のC値は0.8以下を保証していますが、これから0.6、0.5、0.4と下がることがあるかもしれません。

そして企画住宅ではなく、自由設計というところもポイントで、

同じ家は造っておらず、毎回違う家を造りながらも、気密性をしっかり確保する、

とても技術力が必要な家造りだと思います。

技術力をさらに磨き、これからも「全員野球」で進化し続けるアイディールをよろしくお願いします!

本日もお読み頂きありがとうございました!

「全員野球」使い方あってるかな???

 

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ゲスト
2024年11月21日(木)

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